もつ鍋|ダイエット中は危険?知恵袋でも話題の真相は?

もつ鍋 ダイエット 壱の章 ~もつ鍋を知る~

寒い季節になると食べたくなるもつ鍋ですが、「ダイエット中に食べても大丈夫?危険じゃない?」とか「もつって実はダイエット効果があるの?」と気になる方も多いはず。

実際自分もネットで色々調べ物をしていたら一つ気になったことがあったのですが、それはYahoo!知恵袋で「もつ鍋は太る?」という質問がよく見られることです。

このブログを読んで下さっている皆様も恐らく同様の疑問を持ってこの記事にアクセスして下さったのではないかと思いますし、自分自身上記の疑問に対しては「そんな馬鹿な」と感じるのが正直なところなのでその辺を色々調べてみました。

この記事では、もつ鍋の栄養やカロリー脂質の考え方太らないためのレシピのコツまで、ダイエット中でも安心して食べられる情報を詳しくご紹介します。

もつ鍋は太るって本当?知恵袋で見かける悩みへの答え

冒頭でもお伝えした通り、「もつ鍋は太るのか?」という疑問や質問がYahoo!知恵袋において多数見受けられました。

モツ鍋って太りますか?ラーメンやうどんよりマシですよね? 締めに麺やご飯入れなければ炭水化物ゼロだと思ってます。不安なので質問させて頂きました。

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

もつ鍋は太りますか? 最近もつ鍋にはまって毎日食べています。具材は下記です。 ・もつ ・きゃべつ ・もやし ・きのこ ・にら 汁は飲まないようにし、麺等も食べませんが、きゃべつ等がけっこう汁をすってます。 毎日もつ鍋を食べていたら太りますか? あと塩分過多で高血圧になりますか?

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

モツ鍋はヘルシーだといいますが、カロリーも低いですか?もつ鍋はモツの油がすごいので高カロリーな感じがします。

出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

結論から申し上げますと、実際には“食べ方”によって大きく変わります

確かにもつ自体は脂質・カロリーは共に高めですが、糖質はほぼゼロで高たんぱく、更に野菜もたっぷり摂れる料理なので、工夫次第(それと食べ過ぎたりしなければ…笑)ではむしろダイエット向きのメニューになります。

あたしも外食時に「しっかり食べたいけど太りたくない!」と思った時は、もつ鍋を選ぶことが多いかなー。

それでは、次以降の見出しにてもつ鍋の栄養素やもつがもたらすダイエット効果について専門的な資料を拝借しながら解説していきます。

もつはダイエットに効果的?栄養素とその理由を解説!

もつ ダイエット効果

もつ鍋に使用するもつといえば牛の小腸(シマチョウ)が一般的ですが、その栄養素には、

  1. 高たんぱく・低糖質
  2. コラーゲンも豊富
  3. 脂質がやや多い

という3つの代表的な特徴があり、これらがダイエットにおいてどのように作用するのか、それぞれ解説していきたいと思います。

もつは高たんぱく・低糖質でダイエット向き

エネルギー 268kcal
たんぱく質 9.9g
脂質 26.1g
炭水化物 0.1g
水分 63.3g
灰分 0.7g

こちらは、文部科学省の食品成分データベースにて100gあたりの栄養分を検索し表にまとめた物ですが、このように牛もつは低糖質で高たんぱくな栄養素が特徴で、100gあたり9.9gのたんぱく質に対し、糖質はほぼゼロ、代謝を促進しながら余計な脂肪を溜めにくい体づくりに貢献します。

糖質ほぼゼロ、これだけでも嬉しいねっ!

栄養バランスも良好で、健康的に痩せたい人におすすめの食材です。

コラーゲンが豊富で美容面にも嬉しい

牛もつ コラーゲン

牛もつには、肌や関節に必要なコラーゲンが豊富に含まれており、美容や健康の維持にも効果が期待できます。

大正製薬によると、コラーゲンは皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布するたんぱく質の一種だそうで、肌や関節だけでなく丈夫な骨や筋肉を形成する役割も果たしているようです。

骨というと「カルシウムでできている」とイメージがあるかもしれませんが、実際には「コラーゲンの繊維にカルシウムなどのミネラル分が付着している」という構造になっています。
カルシウムだけだと硬い塊になってしまうところを、コラーゲンがしなやかなクッション性を骨に与えることで外部からの衝撃を和らげ、骨が傷むのから守ってくれているのです。
骨の強さを測る骨密度はカルシウムなどのミネラル分がどれだけ詰まっているかを確認するものですが、「骨密度は十分あるのに、骨折などのケガをしやすい」という方の場合、カルシウムは足りているけどコラーゲンが少ないために骨がしなやかさを失い、弱く壊れやすくなっている可能性が考えられます。
体内のコラーゲンは、減少したり年齢を重ねたりすることで質が低下、骨にカルシウムが付着しにくくなってしまうなど支障をきたします。
コラーゲンの減少や質の低下は、高齢者に多い骨粗しょう症の原因としても考えられています。

出典:https://brand.taisho.co.jp/contents/beauty/446/

コラーゲンは、カルシウム等のミネラルをその繊維に纏わせることで骨という部位を形成するという役割を持っており、これが何を意味するかというとカルシウムだけだとただの硬い塊で衝撃を与えると損傷してしまうが、ここにコラーゲンがあることで骨はクッション性と耐衝撃性を得ることができるということです。

時として、ダイエットのために激しいトレーニングに臨むこともあると思いますが、それを可能にしてくれるのがコラーゲンということですね。

脂質が多いため食べ過ぎには注意

もつは栄養価の高い食材ですが、上記の通り100gあたり脂質は26.1g、エネルギーは287kcalと比較的高めなので、ダイエット中は注意が必要です。

確かに牛シマチョウというと牛の内臓の中でも特に脂っこいという印象がありましたが、実際に調べてみたら想像以上の数値で驚きましたね。

下茹でで余分な脂を除いてしまうのも手だね!

もつ鍋で野菜をたっぷり加えれば、食物繊維の働きで前述したコラーゲンの吸収も促進してくれるなど栄養バランスも整いヘルシーな一品に仕上がりますので、上手に取り入れればもつはダイエットの強い味方になる食材といえるでしょう。

もつ鍋のカロリーと脂質をチェック!ダイエット中に気をつけたいポイント

もつ鍋がダイエットに向いている理由の一つは、もつ(ホルモン)が高たんぱく・低糖質である点です。

しかし同時に注意したいのが、使用する部位によってカロリーや脂質に差があることで、特に人気の高い小腸は柔らかい食感と甘みが特徴ですが、前述したように100gあたり約287kcal・脂質26.1gと高めです。

一方、ハツ(心臓)やミノ(第一胃)などは比較的低カロリーで脂質も控えめ(ハツは128kcal・脂質7.6g、ミノは166kcal・脂質8.4g、)なため、ダイエット中には部位の選び方も重要です。

ではこれをもつ鍋とした場合、総合的なカロリーはどれくらいになるのか、ここが肝心要ですよね!

もつ鍋「こうづき」によると…

結論から言うと、もつ鍋は1人前 524.75g当たり388kcal(100g当たり74kcal)となります。

また、もつ自体のカロリーは、豚と牛で異なりますが、豚もつは100g当たり179kcal、牛もつは100g当たり287kcalだそうです。

しゃぶしゃぶ1人前が700 kcal以上ということを考えると非常にヘルシーな料理であることがわかります。

出典:https://www.hakata-kozuki.com

とのことで、500gというと結構な量にも感じますがそれだけ食べても400kcalにも満たないということに驚きました。

逆にしゃぶしゃぶって、こんなにカロリー高いのね…。

また、もつはコラーゲンや鉄分、ビタミンB群などの栄養素も豊富で、健康的に体づくりをしたい方には適しています。

ただし、もつ鍋は味付けやスープの濃度によってカロリーが上がることもあるので、牛シマチョウの代わりにハツやミノを使用してみたり、糖質を抑えるなら甘めの味噌よりもあっさりとした醤油ベースのスープをチョイス、といった具合に部位や調理法を工夫すればダイエット中でも罪悪感なく楽しめる一品になります。

それでは、次の見出しにてダイエットにおすすめなレシピを紹介していきたいと思います!

ダイエット中にもOK!ヘルシーなもつ鍋レシピ3選

もつ鍋 ダイエット レシピ

ここまで、もつ鍋がダイエットに適した料理か否かについて専門家や政府機関の情報を基に解説して参りましたが、これでダイエットをしながらどのようにもつ鍋を楽しめば良いのか概ね理解できたと思います。

ここからはそんなもつ鍋をヘルシーに堪能できるであろうレシピを簡潔にではありますが3つ用意致しましたので、是非お役立て頂けたらと思います!

1. シンプル醤油もつ鍋|低カロリーで飽きのこない味

オーソドックスな醤油ベースは糖質も控えめで素材の味がしっかり感じられる上、野菜をたっぷり使うことで食べごたえがあり、自然と食事量を調整しやすくなりますよ。

材料(2人分)

  • 牛もつ(ホルモン):200g
  • キャベツ:1/4玉(ざく切り・約5cm角)
  • ニラ:1/2束
  • にんにく:2片(スライス)
  • 鷹の爪(唐辛子):1本(お好みで)
  • スープ(だし500ml、醤油大さじ3、みりん大さじ2)

作り方

  1. 牛もつは下茹でして脂を落とし、臭みを取る(ダイエット中はこの一手間が大事)
  2. スープの材料を鍋に入れて加熱し、にんにく・鷹の爪を加える
  3. キャベツ→牛もつ→ニラの順に具材を入れる
  4. 中火で10分ほど煮込めば完成

2. 味噌と唐辛子で代謝アップ鍋|寒い季節におすすめ

「もつ鍋といったら味噌でしょ!」という方におすすめの味噌ベースは、唐辛子のカプサイシンが代謝を促進し体を内側から温めてくれるだけでなく、豆板醬の辛味で満足感が高いのもポイントです。

材料(2人分)

  • 牛もつ:150g
  • キャベツ:1/4玉
  • しめじ:1/2パック
  • にんにく:1片(みじん切り)
  • 唐辛子(輪切り):小さじ1
  • スープ(だし400ml、味噌大さじ2、豆板醤小さじ1、酒小さじ2)

作り方

  1. 牛もつは下茹でして脂を控え目に
  2. スープを煮立て、にんにくと唐辛子を加える
  3. キャベツ→もつ→きのこを入れて10分煮る

3. 野菜たっぷり豆腐もつ鍋|優しい味わいでカロリーオフ

こちらは上2つよりも牛もつの量は控えめにして脂質を抑え、代わりに絹ごし豆腐とえのきを入れ満腹感がありながらよりヘルシーな仕上がりに。

味付けはあっさりめなので、ポン酢で食べるのもおすすめ。

材料(2人分)

  • 牛もつ:100g
  • キャベツ:約1/4玉(ざく切り)
  • えのき:1/2パック
  • 絹ごし豆腐:1/2丁(3cm角)
  • ニラ:1/2束
  • スープ(だし500ml、醤油大さじ2、酒小さじ1)

作り方

  1. 牛もつは軽く茹でて脂を落とす
  2. スープを鍋に入れて煮立てる
  3. 野菜・豆腐・もつを加え、10分ほど煮る

3つのレシピは、いずれも「カロリーは控え目でも満足感はしっかり」をテーマに設計しています。

特に牛もつは部位によって脂肪量に差があるので、気になる方は赤身に近い部位や少量使用で調整してみて下さい。

ダイエット中だからこそ食事に“楽しさ”を取り入れることが成功の秘訣、もつ鍋で美味しくストレスなく健康的にボディメイクしていきましょう!

まとめ

  • もつ鍋は高たんぱく・低糖質で、栄養素も豊富なためダイエット向き
  • 牛もつ(小腸など)は脂質が多いため、部位の選び方がポイント
  • Yahoo!知恵袋の「太るのか?」という質問の答えは、ズバリ工夫次第
  • 簡単に作れるヘルシーレシピ3選で満足感もアップ!

本記事の内容はいかがでしたか?

参考になったポイントがあれば是非教えて下さい。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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