寒い季節にぴったりの人気料理「もつ鍋」ですが、家庭でもプロの味に近づけるレシピがあれば、手軽に楽しめますよね。
本記事では、ホルモンの下処理から、キャベツやにんにくなどの具材の選び方、味噌や白だしを使ったスープの作り方まで、調理のコツを詳しく紹介します。
醤油ベースや唐辛子を効かせたピリ辛アレンジ、豆腐やごま、みりんなどの材料を使った風味豊かなもつ鍋レシピも解説。
時間がない日でも簡単に作れる方法をお届けしますので、是非最後までご覧下さい。
もつ鍋レシピの基本!人気の具材とスープで誰でも美味しく!
もつ鍋を美味しく作るコツは、なんといっても具材選びとスープの味付けです。
ホルモンのプリッとした食感と、旨味をたっぷり吸った野菜の組み合わせが魅力のもつ鍋、ここでは、家庭でも簡単に作れる基本のレシピと人気の具材・スープの選び方を紹介します。
基本の材料と人気の具材
もつ鍋の主役はやはりホルモン(牛もつ)。
旨味とコクがたっぷりで脂が乗った小腸(シマチョウ)を使用するのが定番で、下処理として、塩もみや湯通しをして臭みを取るのが美味しさのポイントです。
次に欠かせないのが野菜、中でも人気の具材は以下の通りです。
- キャベツ:甘みが出てスープに深みが増す
- ニラ:風味のアクセントに欠かせない
- もやし:食感とボリュームをプラス
- 豆腐:スープを吸ってまろやかな味わいに
- にんにく・唐辛子:パンチのある味付けにするための名脇役
これらをバランスよく組み合わせれば、野菜たっぷりで栄養価の高い鍋料理になります。
スープの基本と人気の味付け
もつ鍋のスープにはいくつかの定番がありますが、中でも人気が高いのが味噌ベースと醤油ベースです。
- 味噌味のスープはコクがあり、寒い季節にぴったり。赤味噌や白味噌をベースに、にんにく、みりん、醤油、ごまなどを加えると深みのある味わいになります。
- 醤油味のスープはあっさりしつつも旨味がしっかり。鰹だしや昆布だしをベースに、調味料で整えるだけで本格的な味に。
最近では、あっさり系が好きな人に向けて白だしベースのもつ鍋レシピも人気で、和風で上品な味わいが特徴で、野菜や豆腐との相性も抜群です。
いずれの味付けも自宅にある調味料だけで簡単に作れるのが魅力で、スープは一度に多めに作って冷凍保存しておくと時短調理にも便利です。
家庭で美味しく仕上げるコツ
もつ鍋は、材料を鍋に入れて煮込むだけとシンプルな料理ですが、美味しく作るためには調理の順番が重要です。
- まず、スープを鍋に入れて温めます。
- ホルモンを先に煮込み、旨味を出します(5〜10分)。
- 火が通りにくいキャベツなどの野菜を順に入れていきます。
- ニラやもやしは火が通りやすいので最後に加えるとシャキシャキ感が残ります。
- スープが煮詰まってきたら、途中でお湯や白だしを足して調整すると良いでしょう。
このように、もつ鍋レシピの基本を押さえれば初心者でも本格的な味に仕上がりますので、味噌や白だしといったバリエーションも活用しながら、好みの具材で自分だけのもつ鍋を楽しんでみて下さい。
味噌味で作るもつ鍋レシピ!濃厚でクセになる味わい!
もつ鍋の中でも特に人気が高いのが味噌ベースのスープを使ったレシピで、コクのある味噌はホルモンの旨味と絶妙にマッチし、濃厚でクセになる味わいに仕上がります。
家庭で作る際には赤味噌や合わせ味噌をベースに、にんにくやごま、みりん、醤油を加えることで深みのあるスープが完成します。
【材料(2〜3人分)】
- 牛もつ(小腸)…300g
- キャベツ…1/4玉
- ニラ…1束
- もやし…1袋
- 絹ごし豆腐…1/2丁
- にんにく(スライス)…2〜3片
- 唐辛子(輪切り)…適量
- 白ごま…適量
【スープの材料】
- 味噌…大さじ3
- 醤油…大さじ1
- みりん…大さじ2
- 酒…大さじ2
- 和風だし(顆粒でも可)…400ml
- おろしにんにく(好みで)…小さじ1
【作り方】
- もつの下処理をする
→ 塩を揉み込んでから流水で洗い、熱湯でサッと茹でて臭みを取る。 - 野菜をカットする
→ キャベツはざく切り、ニラは5cm程度、豆腐は食べやすい大きさに切る。 - スープを作る
→ 鍋に和風だしを入れ、火にかけながら味噌、醤油、みりん、酒、にんにくを加えてよく混ぜる。 - 具材を鍋に入れる
→ まずホルモンを入れて中火で5〜10分ほど煮込む。 - 野菜を加える
→ キャベツ・豆腐・もやしを入れ、上にニラと唐辛子をのせる。 - さらに煮込んで仕上げる
→ 野菜がしんなりするまで中火で煮込み、白ごまをふりかけて完成。
具材は、キャベツ・ニラ・もやしなどの定番野菜に加えて、豆腐や唐辛子を入れるのもおすすめで、ピリ辛のアクセントが味噌のコクを引き立て、身体もぽかぽかに温まります。

スープは火にかけると濃くなるので、途中でだしやお湯を加えて調整しましょう!
濃厚な味噌味はご飯とも相性抜群なだけでなく、しめにちゃんぽん麺や雑炊を入れれば、最後までスープを余すことなく楽しめます。
寒い季節にぴったりな味噌もつ鍋、是非一度ご家庭で試してみて下さい。
あっさり派に人気!白だしで作る上品もつ鍋レシピ
こってりした味噌味も美味しいですが、あっさり上品に楽しみたいなら白だしベースのもつ鍋がおすすめです。
白だしの優しい旨味がホルモンや野菜の味を引き立て食べ飽きることがなく、胃に優しく、あっさりしながらも深みのある味わいが特徴で、女性や年配の方にも人気です。
以下に基本のレシピと調理手順をご紹介します。
【材料(2〜3人分)】
- 牛もつ(小腸)…300g
- キャベツ…1/4玉
- ニラ…1束
- もやし…1袋
- 豆腐…1/2丁
- にんにく(スライス)…2片
- 白ごま…適量
【スープ】
- 白だし…100ml
- 水…400ml
- 酒…大さじ2
- みりん…大さじ1
- 醤油…小さじ1(お好みで)
【調理手順】
- もつを下処理する
→ 塩もみ&湯通しで臭みを取り、水気を切っておく。 - 野菜を切る
→ キャベツはざく切り、ニラは5cm幅、豆腐はひと口大に。 - スープを作る
→ 鍋に白だし・水・酒・みりん・醤油を入れて中火にかける。 - 具材を加える
→ スープが温まったらホルモン、キャベツ、豆腐、にんにくを入れる。 - 野菜を煮込む
→ 火が通ったらもやし・ニラをのせて、さらに3〜5分煮込む。 - 仕上げに白ごまをふる
→ 上品な香りと風味がプラスされて完成!
このように、白だしを使えば面倒な出汁取りも不要、シンプルな材料でもプロのような仕上がりになるのが魅力です。

スープがさっぱりしている分、しめにはうどんや雑炊が特におすすめ!
胃にも優しい白だしもつ鍋、是非お試しを!
プロのような仕上がりに!本格派のもつ鍋レシピと技
これまで数々のもつ鍋を自宅で作ってきましたが、やはり「本格派」と呼べるレベルに近づけるには、いくつかの“技”が必要です。
最初はスーパーで買った市販のもつと、手元にある調味料で適当に煮込んでいたのですが、何かが物足りない。

あの、専門店で食べるようなコクと深みが出ない…。
そんな悩みを感じていたときに試してみたのが、「プロっぽい」やり方を徹底的に意識したレシピでした。
まず重要なのがホルモンの質と下処理、これは本当に味に直結します。
自分は今では、通販で専門店や精肉店の“下処理済みの小腸”を取り寄せるようになりましたが、スーパーの商品を使うときは、塩もみ→流水→湯通しを丁寧にやると、臭いや脂っぽさが抑えられ、スープが格段にクリアになります。
次にこだわるべきはスープの組み立てで、例えば味噌ベースで作る場合、市販の合わせ味噌だけではなく、赤味噌と白味噌をブレンドし、そこにごま油、にんにく、みりん、醤油、更には隠し味に「練りごま」を加えると、ぐっと本格的なコクが出ます。
唐辛子でピリ辛にしても美味しいですが、自分は輪切り唐辛子と豆板醤を少し加えて、パンチのある味わいに仕上げています。
具材とする野菜は定番のキャベツ、ニラ、もやし、豆腐などですが、ここでのポイントは、「火の通りにくいものから順に入れる」ことと、「ニラは最後にのせる」こと、これだけで食感と香りが大きく変わります。
自分の場合は、更に仕上げに白ごまとごま油を少々加えて香りづけするのがマイルールです。
この“本格派”のスタイルで作るようになってから、家族や友人から「お店より美味しい」と言ってもらえるようになりました。
特にスープのバランスが良く、ホルモンの旨味がしっかり染み出していて、しめのちゃんぽん麺や雑炊まで夢中で食べてしまうほど。
プロのような仕上がりにする一番の秘訣は、「妥協しないこと」だと実感していて、市販のスープに頼るのも良いのですが、素材の選び方、調味料の配合、煮込むタイミングなど、小さな工夫を積み重ね自分の好みに合った味を少しずつ調整していくと、自然と理想の味に近づいていきます。
外で食べるのも楽しいですが、家でもここまで本格的なもつ鍋が作れると知ると、もう外食しなくても満足できるようになります。
是非一度、あなただけのこだわりの詰まったもつ鍋作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
- もつ鍋は具材とスープのバランスが美味しさの決め手
- 味噌味は濃厚でコク深く、ご飯やお酒と相性抜群
- 白だしベースならあっさり上品な味わいに仕上がる
- プロのような味には下処理や調味料の工夫がカギ
- 自宅でも専門店のような本格もつ鍋が楽しめる
いかがでしたか?
自分自身もまだまだ修行中の身の上ですが、この記事があなたのもつ鍋作りのお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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